令和3年度 資格取得状況


 

全商検定全種目1級取得 高階和都君のコメント

  私は、平成26年10月26日に実施された会計実務検定試験に合格し、全商検定1級全種目合格を達成することができました。
 私が全商検定の存在を知ったのは、中学2年生の時でした。当時、北海道福島商業高校の3年生だった先輩が全商検定1級7種目を取得し、新聞に取り上げられていました。その記事を目にした私は、この先輩を尊敬すると共に全商検定にも興味が湧き、そして福島商業高校への進学を決意しました。
 福島商業高校へ進学した当初、当面の目標として全商検定1級7種目合格を目指すことにしました。その後、私の全商検定に懸ける想いを理解してくれた先生方が私の合格のサポートをしてくださいました。
 そろばんを幼い頃から親に教えてもらっていたおかげもあって、1年生から1級4種目を達成することができました。そして、その成果を新聞で取り上げてくださり、さらに検定取得への想いが強くなりました。2年生では1級2種目を取得し、6種目となりました。しかし、ここで初めて落ちてしまった検定がありました。それは英語検定です。英語検定の内容は授業ではそれほど取り扱われず、ほぼ独学で挑まなくてはなりませんでした。また、この頃は部活動も忙しく検定の学習を疎かにしてしまいました。「なぜしっかり勉強しなかったのか」と、検定後はとても後悔しました。そこから約10ヶ月、私は次の英語検定に向けてひたすら勉強しました。過去問題を解いて対策を積み重ねたほかに、4級から1級までの必修英単語約3000語をノートに書き出し、そして毎日毎日そのノートを眺めながら暗記するように努力しました。英語検定では単語の暗記量が最も重要であると感じた私はこの学習方法を実践しました。そのほかにリスニングの対策として、常に音楽を聞く感覚で英語を聞き、聞き取りに慣れるよう努力しました。そして、3年生の9月検定で合格することができました。合格を知った時は涙が出そうなほど嬉しく、私は「あの時の先輩に並ぶことができた」と強く実感しました。英語検定は全商検定9種目の中で最も苦労した検定でした。残る2つの情報処理検定プログラミング部門、会計実務検定も勉強は大変でしたががそれまでの経験を生かして努力し、合格することができました。
 振り返って考えると、全商検定1級全種目取得は自分の力だけでは達成できなかったと感じています。もちろん私自身も今までにないくらい努力しましたし、不安の中で自己学習を進めた事もありました。しかしそこには、忙しい中、講習を開きマンツーマンでご指導くださった先生の力、共に勉強し合った同級生や先輩・後輩なども、「頑張るための糧」になりました。そして家族も私を力強く励ましてくれました。私を支えてくれた全ての人に感謝の気持ちで一杯です。
 全商検定には商業高校で学ぶ基礎の内容が詰まっています。もし商業高校の後輩達の中に、特に目標も何も無いという人がいるなら、まず全商検定に力を注いでみてはどうでしょうか。商業の知識が身に付くだけではなく、合格や目標へ向けて頑張る楽しさや達成感を存分に味わうことができます。
 私はこの春から、経営学を学ぶために大学へ進学します。そのためには、商業の知識が不可欠ですが、私には商業高校の授業や検定試験で培った知識があり、これを生かしながら大学生活を送りたいと考えています。商業高校で学ぶ内容が将来へ向けて繋がっていきますので、後輩の皆さん、大いに力を尽くして励んでみてください。
全商検定1級全種目合格は努力の証であり一生の宝となります。ですから、全商検定に出会えて本当に良かったと思っています。高校3年間の努力と経験を糧に、これからも様々なことに挑戦していきたいと思っています。

 北海道福島商業高等学校 卒業生 高階 和都

 

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北海道福島商業高等学校
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  北海道松前郡福島町字三岳161番地
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            【60分】
  木古内駅(函館バス) → 福島商業高校
            【50分】
 

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